Kenzo Capital Coporation

日本の不動産市場

2008 年の動向

2003 年から 2007 年にかけて、不動産市場には、エクイティ投資家からもデット投資家からも十分な流動性が確保されていました。2007 年末までは、市場の借入金の 50%は米国の投資銀行が供給していました。2007 年以降、主として 2008 年に CMBSへのデット資金提供者に関わった企業からなる債券プロバイダの多くが退出したことで市場が痛手を受けました。また2008 年は、日本の不動産市場にも大きな変化が見られました。これにより、デットの流動性が消滅しただけでなく、レバレッジ条件もその効力を失いました。

今日の邦銀は、60~70%のレバレッジを原則とする彼らの融資ガイドラインと、CMBS 関連投資家が提供していた 85%以上のレベルのレバレッジのギャップを埋めることには消極的です。

今回の世界的な金融危機が日本の銀行に与えた影響は限定的なものでした。しかし不動産市場は、一方では主として米国のデットプロバイダによって占有され、他方では高いレバレッジに依存する投機的な投資家に支配されていたため、結果として大きな衝撃を受けました。

こうした市場環境が、以前は市場への参入が困難だった新しい長期志向のコア・インベスターたちを引きつけました。ドイツのオープンエンド型投資信託が 2008 年に行った投資は 2000 億円近くにのぼり、2007 年の 4 倍になっています。これは、これまでに同投資信託が日本で行った投資総額の 2 倍です。

© 2022 Kenzo Capital Corporation

design by Connect Inc. Tokyo

RSS feed for Kenzo Capital Corporation